メモ。

先週見れなかったので今週やっと見れたキサラギ
今週も人がいっぱいいて、劇場に大入り袋がありました。久々に見た気がする。
素晴らしい密室劇。元は舞台だったそうで、あとから納得。そして感心。舞台の映画化がうまくいく数少ない例だと思います。
明らかに低予算感が漂うオープニングには少々がっくり来ましたが、やー、息もつかせぬ人間模様。けれど導き方がうまいから客はいろいろな伏線の帰着点を劇中人物とのタイムラグをあまりなしに話を理解可能なのが非常に親切。難しくないのがいい。爽快。
しかし、その答えがわかったのを得意がる客が後ろの席にいて(口に出して言う、普通の観点だと面白くないところでも笑う等、最初すでに一回見てるのかと思った)それが悲しかったです。
エンドロールは私もアイドル・ミキちゃんと一緒に踊りたかったけれど、劇場で一人いきなり踊るわけにもいかずちょっと体がうずうずしました。ライブいきたい。
何かのファンになったことの無い人が楽しめるかどうかはわかりませんが、誰かしらのファンでしたら非常に楽しめると思います。泣けるし。

ちなみに本編前でさとえり主演のふぬけども〜の予告編が流れたのですが、そこでイライラを妹に向ける姉、隠れて姉をねたに鬱憤を晴らす妹の情景があって、それで岡崎京子のリバーズエッジを思い出して久々に読み返してみたら、嫌いだったはずの岡崎京子がなんだか身近に感じられるようになっていてびっくり。そして感じる恐怖感。いまさら岡崎京子が好きになるってなんだかどうなんだろう。つかれてるのかな、と思ってしまいました。ふう。
御茶漬海苔の漫画が読んでみたくなる夏の夜。