歴史は繰り返す

たった3年前の事でも歴史というのかは、さておいて。
今日は息子の高校の卒業式。一体一学年何クラスあるのかも知らないが、N組があるってだけで十何クラスあるってことで、そんなに大勢の生徒の卒業式に集まる父兄の多さを想像したら、とてもじゃないがそこへ参加する気も失せた上に、息子の担任には思うところもあるので*1、そんなところへ母親を参加させては自分がいたたまれないと察した息子からもやんわり出席禁止のお達しを受けていたので、息子を送り出してから家でのんびりしていた。

今朝はいつもより30分遅めの登校でいいのに、いつ通りに起きた息子は朝食を済ませた後、時間調整のためにのんびりと布団の中に入っていたらしい。いくら遅めでも、それは無いんじゃないかと思うくらい遅い時間に出かけていった息子から、バスが遅れたので電車にも乗り遅れ、集合時間にとても間に合わないから学校へ遅れる旨、連絡をしておいてくれ、と電話が入る。

ん?確か3年前も娘の卒業式当日の朝、こっちは全くの親のせいだったが、集合時間に遅れてしまうという連絡を学校へ入れたことを思い出した。
なんで同じ事をする羽目になってるのか、分からないけれど、妙なつながりのある姉弟だなぁと面白い気がした。

3年前、京都で一人暮らしをすることに決まった娘が、
「一人暮らしをするんだから、少しは料理を覚えておかなきゃね」などどいって、食事の支度を手伝い始めた、と同じ事を息子が言い出し、慣れない包丁を持ったりしている。
お風呂掃除もしてくれると助かるんだけどなぁ、とふっても、
「それはもうこれから絶対自分でやらなきゃいけないことだし、新しく覚えることもないからやらない」と、
3年前の娘と同じ事を言っている。

後1ヶ月ほどの一緒にいられる時間を、しみじみ楽しくすごそう。うん。

*1:だってねぇ、ちょっと聞いてよ。受験が終わって学校へ行った時に、一つ合格出てるのを担任に報告したら、おめでとうもよかったなぁの一言もなく、で、国公立はちゃんと受けるのかだの、私立が全部受かってもその受けた国公立へ行けって言ったんだってさ。担任をしたクラスの生徒の何人が国公立へ進学したのかが、生徒の希望進路より大事に思えるって、受験の報告した生徒にそれは人としてどうよ、って思わない?