失礼な人たち

家にはご飯を炊くお釜が3つある。おじいの水分多めやわから白ご飯用*1。おやじ用の玄米ご飯用*2。子ども達のお弁当用あるいは、玄米がおやじの分で丁度なくなる時に炊く白ご飯用。
五目ご飯を炊く時も、ちらし寿司を作る時も、白ご飯と玄米と両方作らなくちゃいけないが、具を混ぜればいいだけなので、お泊まりでお出かけの時には大活躍の献立だ。
でも、海苔巻きとかおいなりさんは手間がかかるのが2倍以上な気分なので、もう何年も作っていなかった。
お寿司やさんのおいなりさんは食べた事があるから、おいなりさん自体は何年も口にしていないわけではない。
おとといくらいになぜだか急においなりさんが食べたい!と思った。金曜日は英語教室もないので午後から少しずつおあげさんの下準備をしていけばいけるなと2日前から心積もりをして挑んだ。
息子が受験準備に入ったので、夕食に家族が揃う事はなくなって、男達は一人ずつ順番に夕食を食べるようになっている。
テーブルにおいなりさんがあるので、最初に食卓につくおじいに「食べたくなったから何年かぶりにおいなりさんを作ってみた」と、説明した。
「おお、今日は何かの日か?と思った」という。
次に帰ってきた息子がおいなりさんをみて、
「今日はなんの日?」という。おじいにしたのと同じ事を説明する。
その後晩ご飯を食べに来たおやじが、おいなりさんを見て、
「おお!今日は何の日や?」という。

なぁんでみんなで同じ事を言うかなぁ、それも一人ずつ別々に。なんだか普段がとっても手抜きだと思ってるのか?と疑いたくなってしまう。
おいなりさん 特別な日の おごちそう ってことか。確かに見た目は地味だけど、出来上がるまでにはとっても時間がかかるもんなぁ。それくらい特別感があってもいい料理(か?)だな。

*1:堅めのご飯は食べられないけど好物のイカは食べられる。食感としては火の通ったイカの方が遙かに堅くてかみ切れないのにという文句は腹にしまって。

*2:おやじは義母が亡くなってから玄米しか口にしない。理由は機会があればまた