メモ。

最近見た映画。と言うか今日暇だったから映画見よう!とおもって雨の中見に行った映画。

かもめ食堂かもめ食堂』 監督荻上直子 出演小林聡美
オフィシャルサイト→http://www.kamome-movie.com/

昨日の夜、明日暇だし久々に映画館行こう!と思い立ち、なにがやってるかな?と検索をかけて候補に挙がったのが以前から気にはなっていたメルキアデス・エストラーダの三度の埋葬とこのかもめ食堂
で、かもめ食堂のほうが上映会館が近いし、何よりも紹介文の「日本かぶれの彼に、「ガッチャマン」の歌詞を聞かれたサチエさんは出だししか思い出せません。続きが気になって仕方ないサチエさんは、カフェで見かけた日本人女性に声をかけるのでした。」という部分に強くシンパシーを覚えたガッチャマン好きの私はこっちを選んだわけです。


さて、この映画の原作は群ようこの『かもめ食堂』。上のアマゾンリンクはそっちのやつです。私は原作者が群ようこだとは露とも知らず劇場に向かったわけですが、席について隣のご年配の夫婦が「この映画、群ようこさんが書いたんだって。あなた知ってる?」とかいってるのを聞いてああ、正直失敗したかも、なんて思ってしまったわけですが、実際はなかなか楽しめたからよしです。昔の群ようこが好きだったははさんには割合気に入ってもらえるんじゃないでしょうか。

舞台は北欧の国フィンランドで日本女性がひとりで経営する小さな食堂、かもめ食堂。ここは全く客が来ません。真面目にやってたらお客さんは来る、と信じてのほほんと皿磨きをする主人公。その気持ちは変なことを巻き起こしながらも結局かもめ食堂をお客さんで満員にします。全編に流れるほんわかした空気が観客を幸せにしてくれます。

が、たぶん見たところこの映画に一番あっているのは30代位からの大人の女性でしょう。私にはちょっと若すぎるかな。もうちょっと社会であくせく働いている人が見ればもっと心地よかった気がします。
映画が群ようこの本を映画化したらこうなるんだろうな、主演が小林聡美片桐はいりがでてるんだからこうなるしかないだろう、というかんじ。基本的にそこまで群れようこが好きじゃない私はすっごい好きな映画、とまではいきませんでした。

ちなみにガッチャマンはほんのさわりの部分だけでした。うん、それでいいんだけど。あと、出てきたフィンランド人のおじさんが見たことある気がしていてすごい気になってたらアキ・カウリスマキの『過去の男』の人だったみたいでびっくり。確かに確かに。
それとスタッフロールになんかの助手で渋谷陽一っていう名前があったんですけど、あの渋谷陽一じゃないよね?同姓同名だよね?