誰にもなりたくない。

うっというしい文章だから隠します。
誰かをうらやましいとおもってもその人になりたいとは微塵もおもわないし、私は私であれば十分なのだけれど、ここのところ自分であることさえめんどいとおもうことがあるのだよ。自分が自分の部屋とか京都とか日本とかアジアとか地球とかにいるのすら何も実感を伴わなくて、かといって小説の中とか空想の中とか自分の意識の内側とかにいるわけでもなくて、ただいま視界に入っている景色と自分の足が接しているのを見えるということだけを映像的に認識しているに過ぎないという事態を感じると、もうそこには自分が自分であるという自我がひどく希薄になって来てしまっていることに気づく。あ、面白い事態だ、とね。


毎日夜中まで誰かとなにかやってる生活が続くと、楽しいのだけれど、ひどく疲れてしまう。誰にしろ、なにをやってるにしろ、寝ていないということもあるとおもうけれども、気を張っていないと身体全体が重力がかかったようにその場に落ち込んでしまう。それはたぶん私が対人関係のスキルを培ってこなかったからだろうね。だって何も考えないで行動すると人間関係に齟齬が生じてしまうから、ある程度考えて行動しなければならないのは社会的活動の常であるけれど、私はそこの力の使い方があんまりうまくないから人とずっといると疲れてしまうのです。でも以前と比べたら大分ましになってきているのだろうから、これも泣きたくなるほどの事態さえ起こらなければ「いい経験」という言葉に置き換えてすごしていけるのだろうと楽観視しているし、自分が疲れていることが体感できるようになって追い詰められる前に自分の中で折り合いがつけられるような気がするからひどく内省的な自分でもいけるような気がする、なんだか毎日休みがない日々が続きそうだけれども。

ということで今回も何本かに出演することになりました。脚本にけちつけながら新人さんの作品のお手伝いもします。その傍らドームも作って会計もします。ひゃあたいへんたいへん。
しかし読みにくい文章だなぁ。