皆さまのNHK

先週の木曜、いつものようにNHK-FMで7時(19時ね)のニュースを聞いていた。
「早くて2年後の平成19年度を目処に小学校で英語を必修科目にする」とか言っていた。塾にとっても大事な事なので、その話しをおやじにしたら、本当かどうか疑わしいという目で私を見た。
きっと新聞記事になるだろうと、翌日から2日間、中日と毎日両紙にざっと目を通したけれど、該当記事が見つからなかった。
果たして自分の記憶にも自信がもてなくなったので、NHKのHPからニュースの内容を確認するにはどうしたらいいのかと、問い合わせをしたのが、先週の金曜日の夜。
土・日となんの返事もない。きっとお役所のように土・日はお休みでそういう業務は週明けにならないと手をつけないのだろう、と想像していた。
夕食の準備で忙しい夕方6時過ぎに電話が鳴った。塾のお休み連絡が多いその時間帯に男の人の声。なんと、NHKから電話がかかってきた。
「お問い合わせの件についてですが、ニュース原稿が手元にあるのですが、原稿をメールで送ることが出来ないので、もう一度ここで読ませていただきます。」とおっしゃる。
もう少し早い時間だったら、私は英語教室で出られなかったから、おやじが直接事実を確かめられたのに、残念だけど仕方ない。メモをとりながら、電話を聞いていた。あの夜私がおやじに報告したことにほとんど間違いはなかったと、確認することが出来た。
夕食時に息子に報告した。
「お母さんのためだけに、その人はニュースを読んでくれたの?」
そういわれれば、本当にそうだ。
「でも、嬉しいかどうかって、ちょっとわからんね。」
贅沢な事なのか、なんの特別なことでもないのか分からないけれど、きちんとした対応で感心した。
組!の頃、NHKは視聴者からの問い合わせには、きちんと返信メールを送ってくると言われていた。それで私も問い合わせをしてみたというわけだ。
皆さまのNHKであることを、実感した。でも、こういう地道なお仕事じゃない一部の人たちが、隠れて悪いことをしてオイシイ思いをしてるんだろうなぁ。
税金やNHKの受信料や国民年金を払うことは、国民の義務だから仕方ないと思うけど、肝心なのはその使い道だ。ほとんど報道されないところで、どんどん実質増税が決まっていくというのに、コイズミの支持率が60%超えって、ホントウニワケガワカラナイ。