お茶っぱ

塾長は時々生徒からお土産をもらう。それが私たちにとってもものすごく嬉しいものだと有り難いのだけれど、そうではない時にはちょっと困ってしまう。
誰にいただいたのか聞いていないから分からないけれど、小さな段ボール製の茶筒に中国ちっくな絵の描いてあるお茶がテーブルの上に置いてあった。
どこを読んでも製造元も販売元も不明で、というか茶葉の種類すらも分からない、とっても妖しげな雰囲気を醸し出している茶筒なのだ。
中国の川の色がとっってもキレイだと娘に聞いてから、偶然そのHPへいってみて驚いたところだったので、せっかくいただいたのに大変申し訳ないけれど、そのお茶を飲む気持ちにはなれないでいた。
そこで、ちょっとしたことを試してみた。
家の庭には、いろんなところに雨水が溜まり、その季節にはいつでもボウフラが湧いている。
そこへ、茶葉をひとつかみ入れて様子を見ていた。一日経てば水でも茶葉は開き、水はウーロン茶色をしている。その水面にうごかないボウフラが真っ直ぐな体をして浮いていた。
お茶の出が薄そうなところは、動かないで浮いてるボウフラと、とっても元気そうにも苦しそうにも見えるボウフラがいるので、もうひとつまみ茶葉を足してみた。薄かったお茶色が濃い状態になると、動かないボウフラが増えて水面に浮いていた。
ただ単にお茶の成分の影響なのか、それ以外の危ない成分の影響なのか、調べるすべもないが、このお茶は飲んだら体には危険かもしれないということははっきりした。
お茶色になってもボウフラになんの変化もなかったらお茶を飲むつもりだったんだ。残念だなぁ。