後悔

土曜の夜公演が終わって、別々の席に座っていたかおるさんと待ち合わせをして劇場の玄関を出たら、テレビの撮影らしき事をしている人たちがいた。
私は最初はインタビューじゃなくて、なにか番組を撮影しているのかと思ってちょっと興味をもってそちらを見たら、男の人が寄ってきて「ちょっといいですか」と言う。
スマコンでWS出演をした(してしまった?)かおるさんの逃げ足の早い事。私には答えればいいじゃんとか言って、私一人にさせようとするかおるさんを無理矢理ひっぱてきて一緒にインタビューに答える事になったんだが、スマ流れの新米ファンの後ろめたさと、瀬戸弁が出て、まあ遠路はるばるって悟られるのが恥ずかしくて、いらぬところに気を使ってちゃんと答える事が出来なかった。というか、心積もりもないのに、いきなり質問されてきちんと話が出来るなんてことは、お脳が少し古くなってきた私にはどだい無理な事なのだ。
私が答え終わって、インタビュアーが少しがっかりしたような顔をして、「じゃ、そちらの方は」とかおるさんにマイクを向けた。かおるさんはとてもちゃんと答えていらした。
それぞれ舞台の感想と藤原の魅力についてを答えた後、「ありがとうございました。」と言われたので、その場を去りかけた、が、一体なんの番組なんだろうねと、かおるさんが言ってくれたので、そういった時のおばさんは積極的になり、さっきのスタッフのところへ戻って、「なんの番組ですか?」と聞いたら、
あっ失礼しました、というような風で、後ろからちょっと立場が上そうなお年も少し上そうな人が出ていらして、「WOWOWです。」とおっしゃった。
「あ、新潟の公演にWOWOWのカメラが入ると聞いたんですが、それと同じ流れですか?」
「・・・。いえ、プレミエール(だっけか?)で藤原さんの特別番組で、密着してるんです(だったような)。」
「あ、いつ放送なんですか?」
「・・・8月の23(28どちらか覚えていない)日の予定です。」
「どれくらいの放送時間なんですか?」
「2時間番組です。」
「あ、ありがとうございました。」
「ありがとうございました。WOWOWをよろしく(とかなんとか言ったかどうかもうちゃんと聞いちゃいねぇ私)」
私たちのインタビューが使われるかどうかまた別だしねとか、WOWOWには最近加入したんだとか、話しながらその場を離れた私たち。
あぁ一晩たった昨日だったらもう少しましな返答が出来ただろうにと、後悔の念しきり。
藤原の番組は楽しみなんだけど、見るのが怖いよう。きっと私の返答はツカエネーだから、若くて可愛くてちゃんと受け答えをしていたかおるさんのが使われるといいなぁと思っている。
今日演劇板へ行ったら新潟公演にカメラが入る事は中止になってるし、インタビューを受けた人の話は全然出てこないで、されてるのを見た人の話が出ていた。詳しい番組もまだ分からないようだった。うえーーん、いきなりテレビに自分の顔が出たらどうしよう・・・。