セコムしてますか?

おじいはダイトウ建託の倉庫を2棟持っている大家さんだ。雨が降ると店子さんから直接家へ、雨漏りがするから何とかしてくれと電話が入る。
2軒が変わりばんこに電話をしてきたので、元大工のおじいは自分で修理をしに倉庫へ出かける事が続いた。
今日も雨が降ったので、その後を確認するために倉庫へ出かけていったら、店子さんがいなくて鍵がかかっていた。そこで大家である自分が持っている鍵で扉を開けて中へ入り、雨漏りがしていないのを確認して、もう一軒の方を尋ねて世間話をしていたそうだ。
ひとしきり話をした後に、警察官がその建物の周りを伺っているのに出くわしたそうだ。
話を聞くと、勝手に鍵を開けて建物に入った方の倉庫には、セコムがしてあったそうだ。おじいが世間話をしていた方の店子さんが、おじいのことを大家さんだと説明をしてくれて、鍵を開けたいきさつを話して、事なきを得た、のだそうだ。
玄関にセコムのシールが貼ってあると、防犯装置が作動するからねと、説明を受けただと。
その話を夕食の時に話してくれた。その後がおじいらしい。
おじい「防犯にはあのシールはっときゃいい。」
私「あのシールだけは売っとらんで、セコムと契約しんとあのシールは貼れんに。」
おじい「ほんならどっかのヤツをはがして貼っときゃいいがや。」
・・・・じいさん、それでは泥棒です。犯罪者です。
そう言って、それはできないって事を息子と言いきかせようとしたけれど、納得してない様子。
今日は犯罪者の家族にならなくて済んだけど、この先の不安がぬぐえないでいる私だ。
それにしても瀬戸弁のまま入力すると漢字変換が上手くできないので、プチいら。