旬のもの

仏壇の中の父親に年末の挨拶に行った。いつも義理の姉にいろいろとお土産をいただいて帰ってくる。今回は白い薄い紙に包まれた食べ頃マスクメロンをいただいてきたので、早速冷蔵庫で冷やした後食べてみた。
大事そうにくるんでいた薄い紙をはがしてみると、なんとまぁ目の細かいきれなネットが張り巡らされているのだろう、これはきっとお値段のはるメロンなんだろうなどと下世話の事を思っていた。メロンのお尻をそっと押してみれば、なるほどほよんと柔らかい。ずっぱりきって食べた。うん、美味しい。
でもね、おぉ〜いし〜〜い!って感じないのよね。美味しいんだけど、ほんとに美味しいわぁという満足感が湧いてこないのよね。
なんでかなぁって思ったの。夏の暑い時にちょっと冷えた甘いメロンってのが本当に美味しくて、ちょっと寒いなぁっていう時期に暖房が入って暖かい部屋で食べても、メロンのおいしさを堪能出来ないんだということに気がついた。
旬ってものは食の上では大事なことなんだ。