おでかけ三連チャン

私の属しているエアロビクスサークルが、来年の合い・地球吐く、いや愛・地球博の愛知県パビリオンの5月5日のイベントに出演することが決まっている(私は出ないのよ)。いつものような体操発表会とは違うという認識が薄い人と、本気でいい物をみせようと気持ちを盛り上げてる人の温度差が違うという、根本的な問題を含んでいるチームなのである。そんな話の流れから、責任者が”私じゃあ42nd Street 見に行くわ”とアツく叫んだので、CMが気になっていた私は渡りに船と、”私も行きたいから、一緒に行く!”ということになり、何時もだったら一緒にスマコンに行く4人でチケットをとって急遽行くことになり、お出かけした(一人交代したけど)土曜日。

愛知県芸術劇場大ホール。この間来たばかりだけど、今回は全然座席が違うから、どんなんかしらねーなんて入ってみてびっくり。
確かに私たちは一番安い7000円の席よ。いいわよ、5階席でも、分かっててチケット買ったんだから。
だけどどいうこと?エスカレータは4階までしかない。あとは、階段を階段を階段を登り、当然踊り場を何度も通った。結構余裕で会場に入ったはずなのに、席に着いたら開演まで5分くらいだった。
ひえー、高いし、今回の講演の自慢の字幕の下部が見切れて全部読めないわ。(舞台の幕の両サイドに縦の電光掲示板の置いてある)ま、始まればきっと楽しいきらびやかなブロードウェイの世界が拡がるのだわと、ワクワクして待っていた。
暗転していよいよって時に私の4列くらい前方に二人の陰が入ってきて座った。途端、
オイ!邪魔だよ、そのたわし頭!
なんと私のただでさえ狭い狭い視界の丁度真ん中にたわし頭の陰!つい遠くから声をかけたが届くはずもなく、隣の人と困った顔でうなずき合った。仕方ないので、頭を左右に動かしながらなんとか隙間から舞台を観るのが、どうしてもそのたわし頭で舞台のセンターがみえない。
どうやらそのたわし頭は、背もたれにもたれず、ずっと前屈みになって舞台を観てるのだ。その座り方が後方座席の人にどんなに迷惑をかけてるのかわからんのかっ!!と、
ずっとイライラしながら観ていた。はぁなんだか悔しいよう。休憩になったら絶対に声かけてやる、と決心して無理矢理イライラを押さえていた。

休憩だ。よおし!といきり立ってみれば、ぼさぼさパーマのおばさんじゃないか。くっそう。しかも席をそのブロックの真ん中から、隅に移動している。
頭にきている私は会場関係者に言ってくる!とプリプリしながら階段を結局4階まで降りていって、やっと見つけたおねいさんに訴える!
「前の方の人が前のめりに座っていて私は全然見えなかったんです。注意してください!」
そしたらなんと、「この会場の設計上、このようなご意見を毎回伺います。後半が始まる前に注意をすることは出来ますが、強制力は無いのです。」だと!これが噂の(って米花の)構造上の問題ってやつか、と肩を落としながら席へ戻った。
どこ行ってたの?っと不思議そうな顔をする友人たちに説明をしていたら、どうも声の大きい私の話を周りの人が聞いていて、そうなんだぁって変な連帯感が生まれていた。
休憩後、5分前のチャイムが鳴ると、係りのおねいさんが5階席の一番前まで下り、一番前の手すりに凭れるなと注意した後、私の訴えていたことを説明した。
「出来る限りでよろしいので背もたれに凭れてご覧下さい。出来る限りで・・・」そうか、そうとしか言えないのか・・・とがっかりしていたら、そのたわし頭に迷惑を被っていたいた周りの方たちから、ほんのちょっぴりの感謝をいただいた。
たわし頭は結局後半が始まっても、ほんの少しだけ後ろも凭れるようになった程度でしかなかった。

楽しみにしていた舞台だったし、ちゃんと観れていれば踊るような気持ちになったであろうのに、まったく残念だった。

魅せて魅せてたくさん楽しませるというプロの舞台だった。随所にそんな工夫がされていて、ダンサーな友人たちと感心しながら、楽しいお酒を飲んで帰宅した。

でも私の中での幸せ度は、SMAPハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー>42nd Street だな。

去年は三連チャンで豊田へ通ったのだが、スマコンが無いお陰で、後の休日2日間は英語のセミナーに行って、やっぱり、All in Englishの道は険しーなって、思い知らされた2日間でありました。
私と同じようなレベルの小学校先生とお互いに慰め合ってしまった。