二日目。

前日なんだかぐだぐだしてたら寝てしまっており、テレビと電気をつけっぱなしの状態で朝8時前に起床。まずどこに行くかを相談して決める。そこで前日行く予定だった哲学の道とその近辺の寺社に決定。で、やっぱりぐだぐだしながらも何とか行動開始。

まず最初の目的地は銀閣寺。バスの銀閣寺通りで降りて、早速哲学の道を歩き始めるが、ちょっと進んだところに人力車のお兄さんが。どこいきますか?、と聞かれ地元です、と答える。するとあっそうですか、とあっさり引き下がってくれた。まあ、銀閣寺ぐらいは地元でよいでしょう。ほかの人力車の人も交わしつつまたまたへばりながら銀閣寺(慈照寺)に到着。まだ時間が早かったらしく白砂の部分は準備中でしたが静かなたたずまいが妻の政子から逃げたいがために造った寺としてふさわしく思える。いいなぁ、こんなところで静かに隠居生活をおくれたら、と思っていたら修学旅行生がなぁにこれ、しょっぼ、とかぬかしやがった。思わず二人で顔をしかめたり、その生徒に説明していた先生らしき人が苦笑する。このよさは年とんないとわかんないよね、と20にもなってない小娘二人はうなずきあってました。順路どおりに進むと意外と広いことがわかる。あぁ、やっぱ小学生のときはつまらなくてさっさとたちさったんだなぁ、と実感。と、そこで面白いものを発見。慈照寺に生えているコケが3種類に分けて陳列してあったのだが、「大切なコケ」、「ちょっと邪魔なコケ」、「とても邪魔なコケ」。うーん、面白い。鹿もまたその英語訳が「the important moss」、「moss the interrupther」で、「ちょっと邪魔なコケ」は英語にするのに困ったのか英語訳はありませんでした。ちなみにここで前日清水寺で見た外国人を発見。びっくり。

そんなこんなで銀閣寺を後にして次に向かうは法然院。が、なかなか着かない。少し疲れ始める。で、やっとのことで着くとなんだか見覚えのある風景。あ・・なんかやな予感・・と、そこはなんと以前野研でムササビを見に行ったあのお寺でした。軽くショックを受けながら入るとどこかの小学校の集まりがあるらしく自由に見て回れない。あぁ、悪いことは重なるものだね、といいながら院を後にし、再び哲学の道を歩き始める。

と、そこである疑問が。これっていつまで歩いたら次に着くの?次の目的地は南禅寺。そこで地図を確認するとあと20分以上は歩かないといけないではないか!さすがにそれはきつい、ということでバス停を探すことに。金閣寺、という話も出たがちょっと遠いのでやはり南禅寺ににいくことに。ついでにそこでお昼ご飯もとることにする。

南禅寺前に到着。近くの食べ物屋に入る。南禅寺あたりは湯葉が有名らしくそこかしこにお店があるが何せ貧乏学生、そんな贅沢ができるわけがなくお茶漬け(500円)を頼む。すると白ご飯にインスタントのお茶漬けの元をかけたものが。いくら500円とはいえこれは悲しい・・まあ、いいや。で、南禅寺に向かう。ここは水路閣と庭園で有名らしい。この水路閣はすごい。寺にこんなにミスマッチなものがあるのをはじめてみた。けれどもそんなことを飲み込んでしまうくらい美しく調和し、重厚な趣により静寂が生まれてきている。いやぁ、よかったよ。庭園は本堂の中にある石庭でまたそこでまったりまったり。京の町が見下ろせるという三門は拝観料の関係で却下。

次はどこ行く?、じゃ二条城に行きたい、ということで二条城に向かうが、バスでの道のりは遠く疲労がたまる、時間も気になる、ということで結局バスでそのまま京都駅に。そこでワッフルを食べ、長山洋子を見、お土産を買ってバスを待つ。で、バスが着て乗り込み、ばいばい。また、いつか。見送り行くよ。そうじゃないと何年を会えないもんなぁ。しっかし、バスに乗ってから出発するまでの時間てなんだか気恥ずかしいもんだよ。